自律神経と呼吸とヨガ

ヨガのこと
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健康の維持を目的としてヨガをしている場合、筋肉の柔軟性や筋力の強化に目が行きがちです。やっぱり筋肉ってのは身体の表層にあるし触れるし視えるからわかりやすいですもんね。効果の有無とかもわかりやすいし。しかし、私はヨガの真骨頂は自律神経や心のコントロールにあると思っています(まぁ、それだけじゃないですが)。骨格筋や関節に対しては他の運動やエクササイズでも代用できますが、自律神経や心へのアプローチってのは他の運動やエクササイズでは代用ができないからです。(ただし協調性はヨガでは難しい)

自律神経や心ってのは筋肉くらべて目に見えないし、わりと身体の深層や触れないところにあるので効果があっても気づきにくいし、どこにあるかもわからないですよね。

ふつう人間は、よほど感性が鋭いひとか修行でもしてない限り、自律神経や心をコントロールすることってできないです。自律神経は自律って言うくらいですから自動操縦みたいに自律してます。心にいたってはコントロールできたら「人生苦労せんよ!」って感じです。人間関係で悩んだり人生における不具合なんて起こりませんからね。そんなことができたら悲しくなったり不安になったり、ケーキを我慢できなかったり、誰かに腹を立てたり、羨んだり、嫉妬の炎で身を焦がしたりしませんもんね。

自律神経は体のさまざまな生理機能を自律して調節してくれています。例えば、呼吸数や心拍数、血圧、発汗、消化管の蠕動運動、ホルモン分泌、血糖などなど、ほかにもたくさんの機能を調節してくれています。自律神経には交感神経と副交感神経ってのがあって、簡単にいうと交感神経は戦時(闘争と逃走)のときで副交感神経は平和(リラックス)なときって感じです。自律神経と心の関係は相方向性で、心の状態が自律神経にも影響するし、その逆もあります。

さきほども述べましたが、ふつうは本人の意志で自律神経はコントロールできません。しかし、ヨガでは自律神経の支配下にある呼吸を足掛かりにして、意志の影響下におこうと試みる過程です。どうしてそういうことができるかというと、呼吸は自律神経と随意(自分の意志)の二重支配だからです。とりあえず、自分の意志でどうにかできる呼吸を通して、自律神経に手を伸ばします。自律神経は調節できなくても呼吸は調節できるから、まずそっちからやっちゃおうってことです。

呼吸がさわれれば自律神経もさわれます。自律神経がさわれれば心もさわれます。ヨガが心身面に効果的なのはそういうカラクリがあります。

また、「呼吸」から自律神経をコントロールできるようになれば、同様に「運動」からも自律神経をコントロールできるでしょうし、瞑想(これもヨガですが)を通して「心」からも自律神経をコントロールできるでしょうし、「内臓(の動き)」からも自律神経をコントロールすることもできるようになるでしょう。

じゃぁ、具体的にどのように自律神経に作用したかを評価したらいいんでしょうか?

簡単な方法は、血圧計やパルスオキシメーターなどの文明の力を借りるとわかりやすいです。ズルいですけどね(汗)

オムロン上腕式血圧計

長時間用パルスオキシメータ(酸素飽和度測定器)

FreeStyleLibre(血糖測定器)

運動の前後やヨガの前後、あるポーズの前後、または前後じゃなくてもやっている最中に測ってもイイです。

いまは便利な世の中で、Amazonを利用すれば簡単に医療機器も手に入れることができます。パルスオキシメーターに関してはアフターコロナの世界では一家に一台あってもイイかもです。新型コロナウイルス肺炎は、症状が少なくてケロリとしてても急速に酸素化が悪化するらしいですから早期発見ができます。

交感神経と副交感神経を可視化する

ほんとはもっと複雑でいろいろな力学が働くのですが、単純化すると血圧や脈拍があがってれば交感神経が優位になっている。下がっていれば副交感神経が優位になっていると考えることができます。私の場合は、病院勤務なのでさらに、呼吸数や呼吸の状態、手足の温度、血糖、発汗、尿意、表情、皮膚の色、疲労、不整脈、心電図、酸素飽和度(SpO2)、痛みの程度などの情報をプラスして、もっとズルしてます。いろいろな人のデータが蓄積されていけば、そのうち、その人の様子をみるだけで、その人が交感神経優位なのか副交感神経優位なのかがだんだんわかってきます。

自分自身を実験台にしてもいいです。

例えば、臥位や座位、立位に体位変換をしたときの血圧や脈拍を比べてみる。チャイルドポーズやダウンドッグ、逆転のポーズをしているときの血圧や脈拍を測ってみるのもいいでしょう。ポーズの特性によっては特異的に血圧の上下がみられることもあります。良い実験データが得られますよ。ときにはビックリすることもあります。「えっ!こんなに高かったの?」「やべっ」とか。もしかしたら脈が跳んだりすることもあるかも。日々大発見♪

ほかには、呼吸を止めたときの血圧や脈拍、SpO2を測ってもいいし、呼吸を何秒止めれるか?止めたときの苦しさ、どこまでSpO2が下がるか、ヨガを日常的に継続した場合とそれらのデータを比べてみてもいいでしょう。きっと面白いことがわかりますよ。

息を止めた場合、ふつうは組織が酸素不足になってくるので止まった呼吸を心拍で代償するために脈拍があがってきます。しかし、ヨガをやっているひとのなかには、呼吸を止めたときに、逆に脈拍(心拍)が下がってくるひとがいます。それはどういうことでしょうか?どういう機序でそうなるのでしょうか?考察してみましょう。

他にも、見えないと思われがちな自律神経の一旦を垣間見る方法はたくさんあります。自身のお腹の音を聞いてもいいですね。消化管の蠕動運動の程度がわかります。

ちょっと、今回のブログは(も?)おもしろくなかったですね(汗)

たまにはこんなブログもいいかな。

 

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